ファイナルファンタジー12
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戦争を背景に強大な力を秘めた石を巡り、イヴァリースを駆け抜けた人々の物語。当初はPlayOnline用の小規模シミュレーションゲームであり、コマンドを入力すれば自動で進行する手軽なゲームだったが、会社から「FFを作ってほしい」との依頼を受け、『FFXII』のプロジェクトとして動き出した。『PlayOnline』や『FFTA』にスタッフが並行して関わっていた事による製作の遅れ、より良くしようとする意思、シナリオがまとまらなかった為、複数回の延期を経て完成したと後任の河津秋敏は発言。また、電撃プレイステーションVol.406のインタビューにおいてはゲームデザインディレクターの伊藤裕之が、バトルシステムの構築にはそのくらいの時間が必要だったとも語っている。プロジェクト開始当時からプロデューサー、ディレクター、シナリオを担当していた松野泰己は、開発中に病気を患い退社、療養のため原案、シナリオプロット、監修に回っている。発売後に本作のPS2用開発ツールが企業向けに一般公開された。
今までのシリーズとは一線を画したシステム・作劇法であったために賛否両論はあるが、海外ではFFX以前に比べると売上を数百万落としたにも関わらずギネスなどアンケートランキングで上位に評価される事が多い。大衆向けと言うよりも合うか合わないかで温度差が大きく変わる作品と言える。
MMORPGである前作『FFXI』の流れを汲むシステムを採用し、その出来はオフライン版『FFXI』と形容できるものとなっている。また『FFX』と『FFXI』に採用されていたPS2用HDDは非対応になっている。 PR |
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